カナシバリ 27/22(木)/2021、23時頃のこと。就寝中、また魔物が身に寄ってきた。 わたしは夢を見ていた。夢の前段は忘れてしまったが、ビルの屋上らしき場所でなにかの作業をしていた。 辺りは暗く雨が降っていた。それは、何かをいくら探しても見つからないような、いつもの息苦しい夢だった。 突然パッと明るくなり、わたしは白い壁の自室で寝ていた。また身体は寝たまま脳だけが起きたのか? なにかが右側から身体に沿って闇のように近づく。やがて寝ている私の頭の真後ろに来る。後ろから頭に松葉か茶葉のような何かをササッとかけられた。 それは、ときどき訪れる何者かだ。 相手の手を左手(霊の、意識の)でつかもうとし、指?の一本をつかんだような、すり抜けられたような感じも、あいまい。 正体を見ようとする。左手サッシの窓に、黒い外套をまとった何者かが立っていた。死神のような感じだが、顔は見えず大鎌も見えなかった。 パッと目を覚ました。 いつもの部屋。いつもの天井。いつもの壁。 不吉な出来事の予兆か。運命を操る見えない力が、わたしは恐い。 |